日本は全国各地に温泉が湧き出る温泉大国

昔から古くから神社を参拝する前に川や海などで身を清めるが行われ

それが入浴の起源だと言われてるようです

 

仏教では入浴することで病を除き福が来る》と言う教えがあり

【仏説温室洗衆僧経】ぶっせつうんしつせんよくしゅそうきょうと呼ばれる経典も存在しました

 

一般民衆を入浴させる施浴が行われるようになり

仏教の布教・勧進活動の他 追善法要などの仏事の一環として施湯が行われていたようで

お寺で入浴を施すことが行われていました

 

入浴で使用するものを七物と言いお風呂セットの様なものを持参し

入浴していたようで重要な修行の一つだったようです

↓↓

然火・・薪

浄水・・清い湯水

澡豆・・豆類で作った粉石鹸

蘇灰・・樹脂・牛・羊から作った皮膚を滑らかにする油

淳灰・・洗髪用?の樹木の灰汁

楊枝・・楊枝の枝をほぐし作った歯ブラシ

内衣・・湯上り用の浴衣

 

我々日本人は毎日入浴する習慣があり

当り前のように一日の終わりに入浴しカラダの汚れを落とすことはもちろんですが

カラダを温めリラックスすることの方に重きをおいてる気がします

 

また大地の恵みである温泉に浸かることで

自然をダイレクトに感じ情緒を思う存分味わい

その恩恵を五感で感じカラダを癒し心身ともにリセットします

 

その他の国では湯舟はただ汚れを落とすためだけ

と言うに認識を持つ国が多いように思います

 

その為日本の浴室には様々な機能が充実していますよね

 

浴槽の温度を一定に保つボタン

お湯が冷めない自動保温 追い炊き機能

半身浴設定

 

現在で浴槽のお湯をコントロールし肩や腰をほぐしてくれるものや

バブルバスなどスパの様な機能を持つさらに高機能なものもあります

 

そして様々な入浴剤の数々

 

日本の浴室は本当に素晴らしいと思います

 

星野リゾート《界》では日本の文化【お風呂】について精神や様式を突き詰める

今年2月に公開された映画『湯道』とコラボし1泊2食も湯治体験を実施していました

 

 

この映画の背景にある

お湯そして入浴に向き合い日本の入浴文化を大切にしたい

という思いに共感しコラボに至ったようです

 

 

映画『湯道』を追体験できる宿泊プラン

湯道の心得が掛け軸としてかざられていたり

入浴の作法を紹介したりなどの様々な湯道を実体験できるプランは最高すぎます

 

残念ながら4月で終わってしまいましたが体験してみたかった(´;ω;`)

 

日本の入浴習慣は

単純にただお湯につかるだけではなく

自然の恩恵に感謝し自分自身を整え心を鎮める

少し紐解いてみるととても奥深い